「スペイン語圏専攻」から「スペイン語・ポルトガル語圏専攻」へ

スペイン学科同窓会会長 曽根原誠(2009年入学)

 2023年度より、「スペイン語圏専攻」が「スペイン語・ポルトガル語圏専攻」に再編され、専攻内にポルトガル語を第一専攻言語とする「ポルトガル語圏コース」が開設されました(今年度はスペイン語圏42人、ポルトガル語圏13人が入学)。 「ポルトガル語圏コース」の開設を祝い、5月24日(水)13時から、キックオフ講演会として「ともに夢見る未来ーブラジル人住民のキャリア形成と職業アスピレーション」が開催されました。

 近畿大学経営学部の谷口智彦教授によるブラジル人住民のキャリア形成の研究発表から始まり、本専攻所属の渡会環准教授と本学客員共同研究員のタイス・フランサ氏による第二世代ブラジル人の教育及び労働市場への参入についての研究発表、これらを受けての受講者同士のディスカッション及びQAという形で、キックオフの名に相応しい非常に有意義な講義となりました。

 講演会終了後の懇親会では、ポン・ジ・ケージョをはじめブラジルで定番の軽食やスイーツ、ブラジル産のコーヒーが振る舞われ、参加者は皆舌鼓を打ちました。ビンゴ大会ではポルトガル語圏ゆかりの賞品も用意されており、当選者の喜ぶ声が至る所から聞こえておりました。また、これまで慣れ親しんだ「スペ科」という略称をどうするかということで、「スペポル」と「スポ科」の2択で投票が行われましたが、かなりの大差で「スペポル」が得票しておりました。

 今回、私は同窓会長として本講演会及び懇親会へ参加させていただきましたが、県大でずっとポルトガル語やブラジルについて学んできた私にとって、ポルトガル語圏コース開設はひときわ感慨深いものがあります。彼らが同窓生になるのはまだ先ですが、今後様々なイベント等で交流できる日を、同窓生の皆様には楽しみに待っていただければと思います。

左:講演会の様子